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本日のお引っ越し

2月3日(火)
向かいの棟の庭の草むら。猫たちが、トラックを見送っているようでした。 そして、同じ今日、6号棟で内部解体が再開され、家財道具が運び出された。
雨上がりの節分です。お引っ越しは1世帯。7年前に入居した頃、バスを降りて部屋に帰る時に金木犀の香がしたことを覚えています。「いまでも金木犀の香がすると、ああ、また1年たったのね、と思うのよ」当時ちいさかった木は、こんなに大きくなりました。
2月2日(月)
2月に入り、明け渡し期日まで1週間。
残っている世帯の数は20を切りました。
2,3,6,7,8,12号棟には、もう住んでいる人はいません。
久しぶりの雨。お引っ越しは1世帯、最初から住んでいらっしゃる住人の方でした。夕方6時過ぎ、最後の住人が出ていった棟では、階段入口の灯りだけが濡れた地面を照らしていました。
2月1日(日)
大安の日曜日。天気も穏やか。7世帯のお引っ越しがありました。 植物を育てるのが好きな住人。3年前、県の生涯大学の園芸コースで習った盆栽。放っておいたら、こんな形に(左写真の右)。南天と寄せ植えされた梅は今年、5つほどの花をつけました。「出ていくのはいやだけれど、新しいところに好奇心もある。明日から、家の周りを歩き回って探索するのが楽しみなのよ」
インド出身のアハンガルおじさんに教わった手遊び。1.左手の小指に右手の小指をかける。2.左手の小指の下をくぐらせて、右手の薬指と中指を左手の薬指・中指の上に。3.組んだ手をそのまま向こうへ回して下から体のほうへくるっと回転。4.伸びた人差し指を口に持っていくと、「水パイプ」のできあがり!
これは「肉屋」。上の指3本で作る3角屋根、その下で右手の親指の犬が「ワンワン!」(わかるかな?)
実演してくれたのは小学生の住人。「今度のうちは、もっと学校に近いんだよ!じゃあね、バイバイ!」と元気にお別れ。トラックの中から手をふってくれました。
「立退反対」のバナーと、引っ越しの運送トラック。バナーはそのままにしていく人が多い。
1月31日(土)
上空からの視線を感じて、ふと見上げると、3階の空部屋のベランダに彼(彼女?)が。 ゴミ置場に新しいゴミが出ていました。教科書や、子どもの本が束ねられて…
7年前、駐車場で相次いで拾われた2匹。黒猫ココア(耳だけ登場)とグレーのトラ猫ミルクは、朝から落ち着きがなく、押入の上の天袋に隠れてしまいました。ミルクはベランダをつたって私(小川)の部屋にもときどき遊びに来ていました。…さよなら、ミルク。
1月30日(木)
引っ越しのタイミングが、たまたま夫の入院中。退院したら新居なのですが、「俺の帰るところはもうないのか…」と涙ぐんでいらしたそうです。
1月27日(火)

1977年入居の家族。ここで生まれ育った次女が高校合格のお祝いに買ってもらったフェレットたちも引っ越しです。

1月26日(月)
家具を運び出し、入居以来20年ぶりに顔を出した畳。「人も年をとるわけよね」と部屋の住人はつぶやきました。(3号棟)
階の階段入口に設置された郵便受け。住人が引っ越したあとは、ガムテープでふさがれています。
1月25日(日)
2号棟前には4台のトラックが並びました。 家具が運び出された部屋の壁に、お孫さんが描いた絵が残されていました。(4号棟) 夕方。灯りの点った部屋は、ひとつだけでした。(2号棟)